• エース栗原

第18章エース栗原回想記

2012年再スタートに必要なこと


山梨県北杜市に移住し、最初は結果から逃げ、速かった自分から目を背けていた僕だったが、山梨を走る楽しさや自転車に乗る楽しさを実感し、再び動き始める。この時は速くなるためとか良い成績を残すためとかそんな気持ちはなかった。


エース栗原といえば、大学入学当初はトライアスロンよりも自転車旅行が夏の過ごし方で車でも遠い場所に自転車で行くという無茶と無理が大好きだった。


社会人となり自転車旅行とはいかないまでも、遠くに行こう。目指すは滋賀県長浜市!人生で初めての結婚式参列をするために山梨から向かった。


結婚式を挙げるのは2008年世界デュアスロン選手権で行動を共にした川村好平さん!長浜市の老舗陶器屋さんかわ重の若旦那として活躍している。


山梨県北杜市~滋賀県長浜市は325km!


70km ↑国道19号終点(塩尻市)

205km→国道21号(土岐市)

227km→国道248号(可児市)

235km←国道21号(加茂郡)

290km→国道365号(関ケ原市)

305km←県道243号(長浜市)

325km 長浜駅


学生の時と違って地図アプリはあるけど、スマホ電池節約のため、紙切れに上のようなガイドマップ(?)を書いてライド開始!5時半に出発し、19時半に到着!活動アベレージは23km/hとぼちぼち!

着替えやスーツは新郎宅に送っていたので、結婚式前夜で緊張する川村家にお邪魔する。翌日の新郎新婦に出迎えてもらい、さらに夕飯をご馳走していただき、緊張感を台無しにするエース!笑

そして翌日は前日の疲労をたっぷりとため込みながらの初めての披露宴参列!

好平さん8年ぶりに思い出させてしまい、すいません。笑

みんな若い写真も載せておきます♪

学生のころ、速くなりたいとか強くなりたいとか思わずに、通学のために自転車で往復80km通っていた。練習をするという意識よりも、生活の一部に必須の項目にすることで効率的かどうかではなく、自然に強くなっていくイメージ。


僕にはそれが合っていた。

仕事をしている時も通勤を自転車にすることで往復36km、たまに遠回りして峠を越えてから帰ることもあったり。


一度は消えかけた競技への情熱も少しずつ取り戻し、挑んだデュアスロン転戦シリーズのカーフマン。昨シーズン第1集団にも絡めなかった僕が、集団に戻ってきた。入賞圏内にはまだ及ばずとも、山梨での仕事と練習のリズムを少しずつ見つけ出すことが出来てきた。

『よし、このリズムでトップに返り咲くぞ!』


と思った中、2013年3月末を持ってSCOTT RIDERを終えることになる。

そりゃそうだ、トップアスリートを支えるのが企業であり、これからトップに行くアスリートを支えることがあったら企業コンセプトが少し違ってきてしまう。


ロードバイクは貸与契約だったためSCOTT FOIL10を返却。学生時代に購入していたロードバイクは後輩に譲っていた。そして、


僕の手元からロードバイクがなくなった。


デュアスロンもトライアスロンもロードバイクがなければ競技はできない。こんな急に競技引退を突き付けられるなんて…と思うほど厳しい現実。企業にサポートしてもらいながらハイエンドの機材を使用することができていた2年間。自分でそれを買い揃えるのは急には無理かもしれない。でも自分で買って、また戦おう。


そんな想いを抱きながら、それまでレース会場で何度か面識のあった大田区にある自転車屋さんに電話をかける。



次回、2013年山梨で本気になる。


© 2018 ace kurihara